2.はじめに

ポッダム地球化学研究センター(GeoForschungsZentrumPotsdam:GFZ)は、1992年に、パミール・テンシャン地域(Central Asian Tectonic Science:CATS)において計40点の大規模GPS網をつくった。1994年にはCATS網は67点の網に拡大された。1993年と1994年に、チリ,アルゼンチンに190点よりなる(South American Geodynamic Activity:SAGA)GPS網を作った。この網のカバーする地域は4000×2000kmに及ぶ。

CATS網とSAGA網のGPSデータはEPOSというソフトウエアによって解析された。この網の解析では、IGSのサービス情報が重大な役割を果たしている。IGSGPSデータとIGS点の座標値を利用して、いろいろな方式の平均計算を行なった。